※2023年販売分については採種条件が厳しく、多少発芽率が低くなりましたので、種子を10%ほど増量しております。(発芽率75%) ●赤っぽい紫色の薄皮品種!熊本の伝統野菜! とても貴重な「固定種の熊本赤なす」を、ようやく入手することができました。 「熊本赤なす」は、大正時代から栽培されている熊本特産のナスのですが... 実は、昔の品種と現在の品種は違います。 もともとは、宮崎の在来種である「佐土原なす」から選抜して... 固定化された「固定種の熊本赤なす」が大正時代から作られていたものです。 しかし... それぞれの農家で自家採種を続けていった結果、農家ごとに品質がばらついてきたため、「熊本赤なす」の特徴の定義があいまいになってきていました。 そこで... 2002年に熊本農業研究センターが、その系統を整理し、安定して栽培できるように開発したのが交配種(F1)の「ヒゴムラサキ」という品種になります。 その品種名「ヒゴムラサキ」を使って生産したナスを、流通名「熊本赤なす」として販売し、熊本の特産としてブランド化していった... という歴史があります。 ですので、昔も現在も、どちらも流通名としては「熊本赤なす」として販売されますが... 使われている「品種」としては... 昔は「固定種の熊本赤なす」 現在は、改良されたF1の「ヒゴムラサキ」 と、違うものになります。 これまで取引先の卸業者に相談しても「熊本県内にしか販売できない。」と言われ、諦めていたのですが... それは「ヒゴムラサキ」の方でした。 「ヒゴムラサキ」は、PVP登録品種になり、熊本県内でしか販売できないという制限もあるようです。 それなら「固定種の熊本赤なす」なら、入手できるかもと諦めずに探した結果... 熊本県内の生産者ではなく、種苗会社管理のものを、なんとか入手しました。 国内採種ではないですが、固定種の「熊本赤なす」で間違いないとのことです。 「熊本赤なす」は、皮の色が赤っぽい紫色。 長さ30cmほどになり、焼きナスに最適ですし、皮は薄くて、アクが少なく、甘みもあるので、生でも食べられるとのこと。 やわらかくて、おいしいと評判で、よくお問い合わせもいただいておりましたので、販売できて嬉しいです。 ただ入手できたは良いのですが... もともと農家によって品質がばらつきがあって「ヒゴムラサキ(F1)」に切り替わったという経緯があるため、品質に心配もあったので... 2022年に当店でも育ててみました。 その結果... 固定種なので、揃いや形にばらつきはあるものの... 「皮は薄くて、肉質はやわらかく、アクが少なくて、甘みもある」という「熊本赤なす」の評判通りの品種でした。 ぜひ1度、食べてていただければと思います! ●種まき時期 中間地:2月中旬〜5月中旬(初春は温床育苗を行ってください。) ※家庭菜園の目安の時期として表記しています。詳しくは「種まき時期と生育適温の目安」をご覧ください。(各地方により栽培適期は異なります。)
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