キュウリの種【シャキット（短形四葉）】〔F1〕

●その名の通り！シャキッと食感！


「シャキット」は、四葉キュウリを改良した品種で、歯切れの良い食感で、ご好評をいただいております。


実は昔は、四葉系と呼ばれるイボ（トゲ）のある品種が主流でしたが...

傷つきやすい、日もちが良くないなどの理由で、ほとんど流通しなくなりました。


現在では、スーパーなどで販売されているキュウリのほとんどは、イボ（トゲ）のない品種です。


しかし、四葉系は流通には向かないものの...

皮がやわらかく、香りも味も濃厚で、歯切れが良く、おいしさには定評があります。


特に漬物に最適です。

皮が薄いので、しっかりと漬かり、カリッと歯切れの良い漬物に仕上がります。

高級な漬物店が「四葉でないとだめだ。」と指名するほどです。


そこで、もっと四葉キュウリを広めたいという思いで開発されたのが、この「シャキット」です。


四葉系としては、昔ながらの固定種である「神田四葉」も販売しております。


「神田四葉」も お薦めですが...

昔ながらの四葉系というのは、長さは30〜40cmと大き過ぎたり、収穫量が少なかったりという短所があります。


「シャキット」は、長さ21〜22cmと普通のキュウリのサイズほどで、まとまりがよく、収穫量も多いです。


家庭菜園でキュウリを育てるときは、病気に苦労するのですが...

「シャキット」は病気への強さがトップクラスで、うどんこ病・べと病・ウイルス病には特に強いため、減農薬での栽培も可能です。


ただ...

やはりトゲは鋭いので、長距離輸送は向きません。


家庭菜園や直売所での差別化商品として最適だと思います。


●種まき時期
中間地：3月中旬〜7月中旬（初春は温床育苗を行ってください。）
※家庭菜園の目安の時期として表記しています。詳しくは「種まき時期と生育適温の目安」をご覧ください。（各地方により栽培適期は異なります。）

●種まき方法
幅100cmの畝に、株間50cmを目安として、1か所に種を2〜3粒ずつ点まきして、厚さ0.5〜1cmほどに覆土します。
間引きは本葉が3〜4枚ごろまでに行い、1本立ちにします。

9cmポット育苗の場合、2〜3粒ずつ播き、厚さ0.5〜1cmほどに覆土します。
本葉3〜4枚ほどになったら、幅100cmの畝に、株間50cmを目安として定植します。

●育てるコツ
元肥は少なめで、草勢を見ながら追肥の回数や施肥量を調節してください。