ソラマメの種【清水一寸】〔固定種〕 ※国産

●最も大粒でおいしいと評される品種！（愛媛の伝統野菜）

一寸系のソラマメの中では、最も大粒でおいしいと評される品種です。

ブログで「味は抜群。打越一寸や陵西一寸なんか目じゃない。」と紹介されている方もいました。


「清水一寸」は、明治初期に大阪府河内郡で栽培されていた「河内一寸」を、清水村（現在の愛媛県松山市清水町）に持ち帰った後...

子実が大型で、おたふく型のものを選抜・育成した品種になります。


おいしさも大きさも一級品の良い品種なのですが...


2粒莢の割合が多く、収量が低くなることと...

病気にかかりやすいことなどから...

段々と作られなくなってきました。


現在、流通しているものは、作りやすくて、3粒莢が多い「陵西一寸」や「打越一寸」が主です。


「清水一寸」は、ほとんど見かけることもないと思いますので...

自分で作らなければ食べられないという貴重な品種です。


ただ、このまま知らないまま、作られなくなっていくには惜しい品種です。

このおいしさ抜群の、食べ応えある「清水一寸」。

ぜひ1度食べていただけたらと思います。


●種まき時期
冷涼地（北海道）：4月中旬〜4月下旬
冷涼地（東北）：3月上旬〜3月中旬・9月下旬
中間地：9月下旬〜10月下旬
暖地：9月下旬〜11月中旬
（初春はトンネルを利用してください）
※詳しくは画像をご覧ください。各地方により栽培適期は異なります。

●種まき方法
株間20〜40cmに2〜3粒ずつ、「おはぐろ」の部分を下にして斜めに土に差し込むように、豆が少し表面に出るようにまきます。
一寸系のものは水分の吸収に時間がかかり、発芽しにくいことがあるので、半日くらい吸水させてからまくとよいです。
ポット育苗をする場合は、根が弱いので、根痛みをさせないよう注意します。

●育てるコツ
病気や虫の防除を、しっかりと行ってください。
草勢は強く立性で、草丈が1.5mほどになるので、支柱などで支えてください。