●ロングセラーのミニ品種! 2004年に発売されて以来、今でも人気のあるミニトマトです。 トマトについては、いろいろな品種や農法で、こだわった商品が販売されており、野菜の中でも最も競争が激しいと言えます。 そんな中、発売から10年以上たっても愛され続けているのは、とてもすごいことだと思います。 赤色のミニトマトの品種で、個人的に最もお薦めなのは「まゆか」なのですが、「アイコ」は全く特徴が違うので、こちらもご紹介させていただきます。 「まゆか」は糖度が高いとともに、ほとんど口の中に残らないという「薄皮」が特長になりますが... 「アイコ」の皮は厚いです。 なので皮が口に残るのが嫌いな方は、ぜひ「まゆか」を試していただきたいです。 トマトは育て方によって、糖度や皮の硬さが変わりはするのですが、うまく育って食べた時の「まゆか」の皮の薄さは感動ものです。 ただし、皮が硬めの「アイコ」も、それゆえに良いことがあります。 「割れにくい」ことと「日持ちする」ことです。 これは家庭菜園でも、営利生産でも重要なポイントになると思います。 そして食味については... 最近の高糖度トマトには負けますが、しっかりとした甘さを持ち、硬めで肉厚の食感です。 果肉のゼリー分が少なく、果汁が飛び散りにくくて食べやすいことも、人気の理由だと思います。 うまみ成分であるグルタミン酸の含量も高いので、加熱調理などにも向いています。 海外では高級フルーツとして位置づけられていたプラム型トマトですが、それを日本で広めるきっかけになったのが、この「アイコ」と言えます。 「まゆか」が今のトップアイドルと例えるなら、「アイコ」は昔の伝説的アイドルという感じでしょうか。 ぜひ、どちらも応援してあげてください。 そして「アイコ」を気に入っていただけたなら、黄色タイプとして「イエローアイコ」もありますので、そちらもご覧くださいませ。 ●種まき時期 中間地:3月上旬〜5月中旬(初春は温床育苗を行ってください。) ※家庭菜園の目安の時期として表記しています。詳しくは「種まき時期と生育適温の目安」をご覧ください。(各地方により栽培適期は異なります。) ●品種の特徴 萎凋病(F:R-1・2)、TMV(Tm-2a型)、葉かび病、斑点病に抵抗性があります。
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